クリーニング店でのニットの洗濯 (ドライクリーニング編)
洗浄した衣類は・・・
毛 100% の セーター
表示は、 水洗い × です。
袖と前身頃部分は、違う素材を使っているように見えますが、ウール素材です。
①検品工程
クリーニング店では、お預かりしたニットなどの衣類を洗う 前に、検品という工程を行います。
検品工程では、ほつれ・破れ・糸引き・虫穴などがないか を点検しています。
お預かりした衣類の素材・デザインをよく考慮した上で、最も適した洗い方を選択しているんですよ。
もちろん、汚れ・しみの有無ばかりでなく、
ボタンやファスナーなどの付属品が割れないようにガードしたり、
毛ゴミ・ほこりなどを、洗う前に取り除いたりもしているんですよ。

リボン、ベルトなどの付属品は、もちろん、肩パットが取り外せる物も時々見つかります。
その時には、肩パットは、丁寧に水洗いして、乾燥後、本体に取り付けているんです。
アンゴラ・カシミヤ・モヘヤ等の獣毛製品や
デリケートなデザイン衣料、手編みのセーターなどは、
洗浄後に、伸び縮みがないか、確認をするために、
採寸してから、洗浄するようにしています。
②しみ抜き・前処理工程
プロのクリーニング店では、 しつこいしみや頑固な汚れ
は、洗濯前に取り除くか、洗浄によって、落ちやすくなる
ようにしておきます。
ご家庭でのお洗濯の際にも、先にしみや汚れを取り除くようにすればよいのですが・・・。
なかなかむずかしいですよね。
③洗浄工程
デリケートな衣類ばかりでなく、
引っかかりやすいものや反対に毛足の長いものなどは、
ネットに入れて、洗浄しています。
色移りなどに注意して、黒いものと白いものとを分けて洗浄します。
●ドライクリーニング洗浄機 と タンブラー (回転式) 乾燥機
中央がドライクリーニングの洗濯機です。
オレンジ色の扉のものが、
タンブラー(回転式)乾燥機。
ドライクリーニングと言っても、
どのクリーニング店もみんな同じでは、ないんですよ。
マインのドライクリーニングは、有機溶剤の中では、最もマイルドな
セキユ系で洗っているんです。
家庭洗濯(水洗い)と比べて、ドライクリーニングの優れている点は、
油性の汚れがよく落ちることです。
衣類へのダメージが少ないため、風合いはもちろんのこと、衣類の型崩れや縮み、
色落ちなどが殆ど発生しないのが、メリットなんです。
●ドライ洗浄中
洗い方も、素材や汚れ方によって、
洗浄時間や回転数などを変えて洗浄しています。
家庭用洗濯機の○○コースのように、数多くのコースが
設定されています。
ウールなどのドライマークの衣料を、家庭用洗濯機で、ぐるぐる回して洗ったりしたら、
縮んでしまいますよね。
でも、ドライクリーニング洗浄機は、ぐるぐる回しても、縮みなどは、殆ど発生しません。
マインでは、このドライクリーニングでも、デリケートな縮みやすい衣料には、洗濯ネットを利用しています。
こうすることで、衣類の型崩れや縮みなどの発生を防いでいるんですね。
このようなデリケートな衣類を、家庭用の洗濯機で、グルグル回転させると
縮みなどが発生しますので、物理的な力を掛けることができないんです。
でも、ドライクリーニングなら、ドライ溶剤の溶解力と物理的な力を
与えることが出来るために、汚れが落ちやすくなるんですね。
④脱液工程
ドライクリーニングの場合には、長めに脱液しても、
ほとんどシワになりません。
でも、家庭洗濯(水洗い)の場合には、脱水時間が長いと
ひどくシワが発生するので、短時間脱水を行いましょう。
⑤乾燥工程
洗浄後は、ドライ溶剤で濡れた衣類を乾燥させます。
乾燥方法には、
回転させて熱乾燥する方法と
静止させて熱乾燥をする方法、
熱乾燥させない自然乾燥があります。
衣類や素材に合わせた乾燥方法を選択しているんです。
デリケートな衣類はもちろんですが、
お客様から特別なクリーニングをご依頼された際は、
乾燥工程前に、最高の風合いを感じて頂けるように
仕上げ剤 を噴霧しています。
だから、肌触りが、違うんですね。
⑥しみ抜き工程
もちろん、ドライ洗浄後に残ったしみは、
ひとつひとつ 丁寧に 取り除いていきます。
しかし、ドライの弱点・・・それは、
油に溶ける汚れではなく、水溶性のしみ。
これを取り除くためには、しみ抜きだけでなく、家庭洗濯と同じ 水洗い。
でも、プロの水洗いは、やっぱり家庭洗濯とは、違います。
ウェットクリーニングと呼ばれる、つけこみの洗浄方法も
次に、ご紹介します。
いつもありがとうございます♪